遠隔入力システム概要  
   
  背景
  リアルタイム字幕の普及に伴い、現場字幕が増加してきた結果、機材はあるが入力者が不足するという状況が発生しています。
  この状況を打破すべく、一部の自宅入力者を現地HUBに接続する方法が求められました。
  今回、筑波大学が開発したUT−VPNを利用し、安定したシステムが構築できたため、紹介します。

  特徴
   1)現地のHUB以下は、通常の字幕現場と同一であり、インターネット回線の不調による影響を受けない。
     (インターネット途絶時は、現地組だけで字幕を継続可能)

   2)遠隔組は、自宅から、インターネットを介して参加するため、現場移動する必要がないため、
     同一地域で入力メンバーを結成・集合しなければならないという縛りは解消。

   3)遠隔組と現地を接続するエッジサーバは、現地で1台のみ必要です。

   4)ソフトウェアは、全てフリーソフトを利用しているため、特別な費用は不要

   5)現地では、エッジサーバ機のみインターネットと接続します。

   6)エッジサーバ機は、入力機としても利用可能。(要増設LAN)

詳細を次図に表示
 
 
HUBの種類
  仮想HUBが2種類、現地HUBが1台あることに注意します。
  (1) インターネット (vpn.packetix.net)上に作成する仮想HUB
  (2) エッジサーバ機上の作成する仮想HUB
  (3) 現地HUB
  それぞれを接続することで、現地HUBに遠隔入力者がアクセスできるようになります。
 
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